盛況御礼。

古流協会展、盛況裡に無事終了いたしました。
ご来駕いただいた皆様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。

取り敢えず、どんなものを出したかというと・・・。

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周りの白いものは「晒しほうき草」、花は木瓜(ボケ)。

晒しほうき草はいけばなをやっている人なら馴染みの花材の一つだが、一般人は知らない方が多いと思う。
ほうき草は秋になると真っ赤になる、草丈30~70㎝くらいの植物、といえば思い浮かぶ人もいるのでは。ちなみにその実はとんぶり。
多分とんぶり生産のために大量に栽培されているのだろう。実を採ったあとのものを漂白して乾燥させたものだ。

昨年使った晒し三俣も、和紙の原料として皮を剥いだ三俣の、残りの枝を漂白して乾燥させたもの。
どちらも産業廃棄物のようなものを利用したものだが、これらがいけばな用として世間に出まわり始めたころ(50~60年くらい前?)はモダンな花材として大変重宝されたようだ。
いまではどちらも、かなり俗っぽいものになってしまっている。
昨年今年と、敢えてこの使い古された材料で何が出来るかを試みたわけだ。

まずまず面白いものになってくれた。
素材の可能性はまだまだあるのだろう。次は何をやろうか。
by katabami03 | 2012-02-20 23:52 | 展覧会・イベント | Comments(6)
Commented by 風うたい at 2012-02-21 17:39 x
ご盛況おめでとうございます。毎回りし様の作品を楽しみにうかがいますが、その都度新鮮な驚きを感じ立ちどまります。浮游感を感じる美しい造形ですね。晒しほうき草による白い空間、繭のようなそのなかで咲き誇る炎のような木瓜、対比の美しさに目を奪われました。花材やご製作に関するご教示などもいただき、大変勉強になりました。素適な作品、時間を
Commented by katabami03 at 2012-02-21 23:08
>風うたいさん
楽しんでいただき何よりです。
このスタイルでいろいろなバリエーションが展開出来ると思いますが、それはいいアイデアが出てこなかった時のために取っておくことにして、また別のことをやりたいと思っています。
お客様を楽しませるのも使命の一つだと思っています。
有難うございました。
Commented by LABO雲 at 2012-02-21 23:37 x
古きを新しきに変換。ボケも満開になるとイメージも変換。
晒しほうき草をベールのように透かした扱いに、まいった、
まいった、でした。
いけばなに、まだまだ未踏のジャングルはある! と
うれしい確信が持てました。
Commented by アート at 2012-02-22 17:35 x
伺えなくて残念でした。
素敵な作品。
晒しほうき草、造形が楽しめる素材ですね。
いけばなの方向性は多種多様なのだとあらためて思いました。
Commented by at 2012-02-23 13:56 x
拝見しました。でっかい繭だと思ってみてました。軽やかに見えていたけれど、改めてここの写真を見ると、案外、ぶっとい線の交差だったんですね。
Commented by katabami03 at 2012-02-24 21:34
>T先生
珍しい花材を珍しい器に生ける、というのも悪くないですけど、いかにもありきたりな材料であらたな可能性を見出す、という喜びもあります。

>アートさん
一般的ないけばなのイメージとは異なるものでしょうけれど、空間の把握といった意味ではいけばなも他の造形のあんまり変わんないんじゃないのかなあ、と思っています。
・・・立体の面白さかなあ。

>福さん
そう、細い線だけでやるともっと繊細なものになったのでしょうけれど、ごっつい枝も気にしないで入れちゃった。
年を経るごとに、どんどんアバウトになっているんだよねえ・・。
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