明大前のキッド・アイラック・アート・ホールにて、映像作家、ヒグマ春夫さんのパフォーマンスを拝見。
今回は二部に分かれていて、前半は昨年の11月にフランスのサンマロ市というところで行われた、美術家のドミニク・エザール、ベーシストの吉野弘志、ダンサーのマリー・セガランとヒグマさんによるコラボレーションの様子を映像作品としてまとめたもの。後半はヒグマさん自身によるパフォーマンスという構成だった。
背景には詩の一節がテロップのように流れるなかでのパフォーマンス。
言葉(詩)は流れるように消え去ってしまうので熟読はできないのだが、普段ことあるごとに「自然への畏怖と憧憬」という言葉を標榜しているrisiにとって、共感を覚えるような言葉が散見された。
あの3月11日以降、表現者として何ができるのか少し悩んでいる、とのことだったが、今回のパフォーマンスはその解答の一つなのであろう。