スゴすぎます、太郎さん。

今更という向きもあろうが、やはり押さえておかなきゃあね。ということで行ってきました生誕100年 岡本太郎展」。

場所は国立近代美術館。
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余談だけど、ここは懐かしいんですよねえ。
随分昔だけれど、一時期ここで展覧会のカタログ売りのアルバイトなんぞをしていたわけだ。
向かって右側、裏手に回ると通用口があって、その入り口の右上手に小さな空き地(?)があって、なぜだか忘れたけれどそこにテントを張って翌日の出勤に備えたこともあった。
ストック場所での昼寝とか、レストランが出来る前のカレーとか・・・う~ん、いろいろとおもいだすなあ。

で、肝心の太郎さんだ。

先ず入口、目をカッと見開いた岡本太郎の巨大な顔写真が真っ二つに分かれていて、お客はその間から入って行く。少し薄暗い空間のなかにウルトラ怪獣のピグモンみたいなのやデフォルメした手のなかに顔があるのや、タコ(?)みたいなのや・・・「ウム、岡本太郎だな」「ええ、岡本太郎ですね」としか言いようのない岡本太郎のオブジェが十数点。
観客はいきなり岡本太郎ワールドに叩き込まれるって寸法。

その後は大体時代を追って代表作が展示されている。

初期の油彩画からは、後の作風を予想させるようなフォルムや色使いも伺えるものの、意外や意外、ナイーブで抒情的。ああ、そういうことだったのね。これが太郎さんなんだわ、って深く納得した次第。

巨大な壁画「明日の神話」。小型版が展示されていたけれど、これは渋谷まで行って見るに限る。
モニュメントは「青山こどもの城」とか川崎の「岡本太郎美術館」とか、割と近くにあるので、現物を見に行った方がずっといいと思います。あ、今回は紹介されていなかったけれど、有楽町の数寄屋橋にもありますね。
ちっこい複製だと何だかオマケみたいに思えてしまう。

目をモチーフにした絵をたくさん描いているというのをはじめて知ったが、その目の絵ばかりを展示した部屋があった。
一見したところは抽象画なのだけれど、良く見ているとそれが顔だったり、人だったり、あるいは虫のようなものが描かれていたり、指みたいなものがグワーッと飛び出してきていたりと、だまし絵みたいで、しかもどの絵もド迫力!ここは面白かったなあ。


・・・おまけ・・・
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手前の女性は敏子さん。
by katabami03 | 2011-04-29 22:01 | 展覧会・イベント | Comments(6)
Commented by 純イチロー at 2011-04-30 11:42 x
岡本センセ、横尾センセは記憶に残る偉大な方々。日本だけでも枚挙に暇がない永遠を感じる人たち。
Commented by 風うたい at 2011-04-30 15:34 x
生誕100年、先週、テレビの「日曜美術館」で特集していましたが、やはり実物を観に行くに限りますね。とくに「明日の神話」は、渋谷でじっくり観たい作品です。
Commented by risi@いけばな at 2011-04-30 22:38 x
>純イチローさん
岡本太郎って以前はそれほどスゴイって感じではなかったのですが、徐々に面白く感じるようになってきたんですよねえ。
今はもう面白くってしょうがない。

>風うたいさん
渋谷に落ち着く前に東京都現代美術館で見ているんですけど、美術館の中にあるよりも渋谷の街中にある方がしっくりくるようですね。
上品に観賞するというよりも、庶民の雑踏が発するエネルギーとの相乗効果っていうか・・・。
Commented by kusanomi at 2011-05-01 12:24 x
岡本太郎さんは素直に尊敬できる本物の芸術家の一人です。
生誕100年かぁ。
もっと長生きされると思っていたのに。。

それにつけても … 最後の「おまけ」
ナニ、ナニ、ナニ!
イイナ、イイナ、イイナァ~!!
Commented by LABO雲 at 2011-05-01 13:51 x
最近の美術舘での鑑賞は、営業政策的な派手な計らいが
目立って、抵抗を感じるときがあります。
ローマの街とか、渋谷の通路のように、襟を正さないで
美術に触れたいです。敏子さんの存在も偉大ですよね。
Commented by katabami03 at 2011-05-01 21:15
>K先生
写真の日付を見ると'87年、う~ん若かったなあ。
太郎さんの隣で「爆発だ!」のポーズをとっている写真もあるんですよ。いずれ機会があったらお見せいたしましょう。

>T先生
今回の展示は面白かったですね。
目の部屋は圧巻。
壁一面目、目、目で目の同窓会、目の合宿。
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