驚きの歓声を上げる。

敬愛する華道家・フラワーアーティストは数人しかいないが、松田隆作さんはそんな中でもとびっきりの一人。
三陸に向かう2,3日前、その隆作さんから個展のご案内をいただいた。
d0117565_2334259.jpg

会場を見ると、宮城県の聞いたこともない市にある、古民家を改造したという「風の沢美術館」という聞いたこともない名前の美術館だ。
「あ、こりゃ無理だわ。」
と、ところがだぁ。地図を見てみると南三陸町からはそう遠くない距離。しかも初日は南三陸に行く翌日の23日。これはもう神の巡り合わせとしか言いようがない。
d0117565_2337760.jpg

会場に着いたのは10時少し過ぎた頃。
当日はオープニングセレモニーが11:30からということだったが、隆作さんを見つけて事情をお話したところ、オープン前ではあったが特別に作品をみせていただいた。
古民家のふすまを開けて中に入ったとたんに「うわ~っ!」と声をあげてしまった。
隆作さんの過去の作品とそのバリエーションといった作品が展示されているのだが、部屋のそこかしこに据えられた作品と囲炉裏のある部屋とが共鳴してすばらしいインスタレーションになっている。
母屋の部屋は3部屋、それと土蔵、離れのような部屋、それから少し離れたところにある小さなお堂、全部で7か所に作品が展示されている。
全て過去の作品かそれを基にした作品を会場に合わせて再構成されたものを展示してある。
「隆作さん、回顧展をやるには早過ぎるんじゃあないの?」などと軽口をたたいてきたものの、内心は衝撃そして羨望とか嫉妬とかもろもろの感情が去来して興奮が収まらなかった。
写真は撮ってもよいということだったが、これはいずれ何かの形で公開されるだろうから、そちらを楽しみにして、すべて心の中に収めてきた。

場所が場所だけに是非とは言えないが、旅行にでも行く予定があるのならご一考を。
この震災で東北は観光客も激減していることだろう。
広い意味での東北支援にもなるのではないかと思う。
by katabami03 | 2011-04-26 00:02 | 展覧会・イベント | Comments(7)
Commented by 純イチロー at 2011-04-26 01:36 x
フンイキが横尾さんですねー。
いってみたいなよそのくに~
Commented by kusanomi at 2011-04-26 11:13 x
いらして下さったのですね!
それもopeningに巡り合わせたなんて奇跡的!!

松田先生も様々な思いを胸に現地へ向かわれたようですので
rishi先生のお顔に出合えて喜ばれた事と思います。

不肖の教え子としてお礼申し上げます。
Commented by katabami03 at 2011-04-26 23:25
>純イチローさん
ああ、そういえばこの写真は横尾忠則に似ていますね。
本人はもう少しふっくらしているんですけどね。
是非東北へ。

>K先生
これは隆作さんの集大成と言っても過言ではないでしょう。
東京でやらない、というのがまた隆作さんらしいですね。
Commented by 風間唯 at 2011-04-27 09:37 x
素晴らしいですね。僭越な物言いですが、自然素材を活かして人工的な造形にまとめ上げるセンスが秀逸で一級の現代美術ですね。古民家でのインスタレーションというところは、直島での家プロジェクトを思わせます。近くなら是非みに行ってみたい。
Commented by katabami03 at 2011-04-27 22:29
>風間唯さん
これがまた気の遠くなるような手間暇かけた作業の集積なんですよ。
命を削っているような仕事。
10月までやっているそうですので、機会があったら是非行かれたら。
ベネッセハウスはないですけれど、東北は温泉が豊富。
Commented by at 2011-04-28 13:47 x
あーいきたいなー車ないけど。
Commented by risi@いけばな at 2011-04-28 22:31 x
>福さん
交通機関ももうすぐ復旧するようですね。
10月までやっていますから、訪ねてみたらいかがでしょうか。
車なくても足があるじゃあないですか。
<< 今年はちゃんと肥料をやろう。 孫正義、やはりただ者ではないんだね。 >>