随分浴びたなあ。

昨日はヤバい風が吹いていたので出来れば家を出たくなかったのだけれど、そういうわけにもいかず外出した。
思えば原発事故発生以来、随分風に助けられているのではないだろうか。
事故発生当初、建屋がボッカンボッカンぶっ飛んでいる頃、数日間強い西風が吹いていた。あれは一種の神風とでも呼んでいいものだと思う。
確証はないけれど、多分相当量の放射性物質が大気中に放出されたのではないだろうか。
当然だが海洋汚染は進んでいると思われるが、もし陸に向かって風が吹いていたら、今とは比べ物にならないくらい土壌が汚染されたのではないだろうか。
そして人々の頭上にも「今のところ」人体に影響のない放射能がまき散らされたことだろう。

何をしても気持ちが乗らない、そんな今日、末息子の小学校卒業式があった。
随分浴びたなあ。_d0117565_2234236.jpg

子供たちの誇らしげな姿に救われる思いがした。
希望を捨ててはいけない。
諸々の怒りは取り敢えず腹に収めておいて、前に進もう。


都心よりも2,3度低い当地でも寒緋桜が咲き始めた。
随分浴びたなあ。_d0117565_22391625.jpg

by katabami03 | 2011-03-24 22:39 | 私は思う。(日々雑感)
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