ひっそりと息づく華。

かとうさとるさんから個展のご案内をいただいていたのだが、このところの雑事で今回はムリかなあ、と思っていた。
引っ越しが意外にスムーズにいっているので、思い切って今日拝見に行った。

さとるさんは「Fの会」の同人で、以前から様々な示唆をいただいている華道界の先達の一人でもあり、この秋に予定している雑司ヶ谷での展覧会に関してもいろいろとお知恵をお借りしている。

今回の作品はすでにネットで拝見しているのだが、う~ん、まあどんな作品でもそうなのだが、やはり実物を見ないとその作品が醸し出す空気みたいなものは分からない、という感を強くした。
さとるさんは物と物、あるいは物と空間との関係性みたいなものを重視した、コンセプチュアルな意識の色濃い作品を発表し続けてきているのだが、今回の作品はそういった概念とは少し異なったものだった。
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会場に入るなりその存在感に圧倒されるが、大きさや色彩の割には意外に落ち着いていて、むしろ静かに語りかけてくるようなたたずまいすら感じる。
しかしながらしばらくそこにいると、作品が発するエネルギーみたいなものをジワジワと感じる。
生物学的な意味での生命というよりも、たとえば太陽とかといった別次元の生命体。これはモノなのだけれども深く静かに呼吸している生命体のように思えた。
若い人達にこそぜひ見ておいてほしい作品だ。

かとうさとる展  4月9日までガレリア・フィナルテにて開催中
         (名古屋市中区大須4-6-24成田ビルB1F)

 
by katabami03 | 2011-03-03 23:12 | 展覧会・イベント | Comments(0)
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