新幹線、初代ひかり号。
これが初めて出来てから、もう四十五年くらいたつわけだ。
今の新幹線の車両から見ればレトロな雰囲気さえ漂っているが、これが登場したときは、今まで見たこともないようなカッコいい、子供にとって憧れの新幹線だった。
この新幹線はわが家から15分くらいのところにあって、中にも入ることができる。中は最初の頃の座席がしつらえてあり、一部に実験に使われたと思われる先頭車両の模型などが展示されている。
子供達が小さい頃は時々遊びにいったりした。夏はクーラーが効いているので昼寝しているような不埒ものもいたりするが、このあたりの名物でもある。
なぜここにコレがあるかといえば、ここには鉄道総研、正式には鉄道総合技術研究所というのがあって、最初の新幹線はこの研究所で開発されたからだ。
鉄道総研、右奥に見える青い線の入っている物体はリニアモーターカーの実験車両。
近くには引き込み線の跡なども見られ、以前には中央線から電車がこの敷地内に入っていたようだ。
こんなものもある。
このあたりはかつては平兵衛新田(へいべいしんでん)と呼ばれていたそうだが、今の地籍は国分寺市光町。「ひかり号」に因んでの改名であることは言うまでもない。