曲芸的な面白さ。

遠州流の山本一得先生からご案内をいただいた。
場所は京浜急行で品川から3つ目にある「青物横町」駅近くの天妙国寺。
私の父親はこの少し先辺りの出なので、そう遠くない場所に親戚が何人か住んでいるのだが、ほとんど来る機会がなかった。

青物横丁駅付近。庶民的な気の休まる街だ。
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会場になったお寺の裏には流祖がお眠りになっているそうだ。
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境内の片隅にはこんな石碑も。
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遠州流は我らが古流と同様に、江戸時代の中期に発生した生花(古典花)様式を伝える流派。
幕末から明治初期に大流行した流儀で、枝を人工的に矯めて作り出す流麗な曲線が大きな特徴。
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遠州流宗家十一世、本松齋一得先生作の五葉松の三重生け。
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菊もここまで曲芸的な形にしてしまう。
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研ぎ澄まされた神経と技術に刮目。
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このような花型が明治時代にヨーロッパに渡って、ラインアレンジというフラワーアレンジの一形態を生んだきっかけになったらしい。

いろんないけばながあって、だから面白い。
by katabami03 | 2010-02-21 22:36 | 展覧会・イベント | Comments(4)
Commented by choku at 2010-02-22 00:03 x
おもしろい手法ですね。松のイメージなんでしょうか。
天上をさしている釈迦のすがたのようにもみえますが…
Commented by risi@いけばな at 2010-02-22 11:16 x
>chokuさん
基本は「天地人」なのですが、どこまで枝を動かせるかを追及していった結果、生まれた形態なのだと思います。
オタクっぽい世界だけれども、これはハマルると病みつきになる世界だと思いますよ。
Commented by リン at 2010-02-22 18:31 x
菊がすごいです~。菊が 別の 生き物に みえてきます。
Commented by risi@いけばな at 2010-02-22 20:54 x
>リンさん
うん、何か生き物のようにも見えますね~。
こういうのを外国人が見たら「ピン子もびっくり」ってことでしょうね。
いけばなのこの多様性に感謝!
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