・・・って、何かのキャッチコピーにあったよね。
さて、本日映画「沈まぬ太陽」を観てきました。
山崎豊子さんの小説はかなり長いものが多く、これも多分にもれず長い。
この長い話をどのようにまとめているのか、先ず気になっていたところ。
山崎豊子さんの長編小説は、TVでは「白い巨塔」や「大地の子」、そして今「不毛地帯」などがOAされている。TVの連続ドラマならば結構時間はあるのだろうが、今やっている「不毛地帯」など、ここのところやや冗長な感じがして、惰性で見ているようなものだ。時間はあればいいってものでもなく、使い方のむずかしさを感じてしまう。
で、映画。
これはねえ、よく出来てますよ。面白かった。途中休憩が入る映画って随分久しぶりに観たけれども、全然中だるみもなく、よくこれだけコンパクト(?)に仕上がったものだと、脚本初めスタッフの努力に感心した。
今年の日本映画、キワモノ的な面白いものはあったけれども、これは本道を行くものとして好評価されるでしょう。
主演、助演共に良かった。欲を言えば・・・いや、未見の方のためにマイナス評はやめましょう。
ところでこの作品だが、映画、小説の両方ともに傑作だと思う。役者の巧みさや映像の面白さ、山崎豊子さんの筆力の凄さ、ぜひ感じていただきたいものだ。
さておき、映画を観た日は通常はポスターなんぞを撮ってきているが、今日は電池の充電をしているのを忘れて、カメラだけ持って行って、結局写真を撮れなかったというドジ。
かわりにコレ。
「沈んでしまった太陽」をご覧ください。