土日は人出がすごいと聞いていたが、どんなものか予想がつかなかった。
まず驚いたのが、会場の家を開ける時間が10時からとなっているにもかかわらず、9時ころからお客さんがやってくるのだ。
ダメだ、とも言えないので、作品のメンテもそこそこにお客さんの対応に追われる。
そんなこんなでバタバタしながらパフォーマンスの準備。
瞬く間にイベント時間になり、流れに任せて勢いでやっつける。
イベント終了後、農舞台にて秋期展の打ち合わせ。
午後4時過ぎに打ち合わせ終了。今がチャンス。遠くの作品は時間的にムリだが、近くなら大丈夫なので、蓬平からさら山奥に入った先の桐山集落周辺の作品を見に行く。
クロード・レビック、「静寂あるいは喧噪のなかで」。
4部屋に作品が展示されている。
赤い岩みたいなのはイマイチしっくりとこなかったが、あとの3作はそこはかとなく感じるものがあった。青いのが特に良かったなあ。
一見、気持ち悪そうなのだけど、ゆっくり見ていると、「何だかわからないのだけど、なんとなく心地いい」。
まあ、こういう感覚というのはある意味、アートの原点あるいは王道をいくものなのかもしれない。
ちなみにレビックさんは今年のベネチア・ビエンナーレのフランス代表とのこと。
みかんぐみ+BankART1929,「BankART妻有」。
一軒の家をたくさんのアーチストが関わって作品としているのだが、オジサンにはきつい。一部屋一部屋はそれぞれに面白いのだけれども、トータルで観るとごった煮の感が否めないし、周囲の環境や風景とのギャップも大き過ぎて感覚的に付いていけないんだよなあ。
マーリア・ビルッカラ、「TIRAMISU3持ち上げて―行ったり来たり」。
これは前回の作品だけれども初見。「気持ち悪い」と言う人もお多いのだけれども、それは仏壇が置かれた暗い一室があるから?仏壇の部屋だけに限らず、日本人にとっては直接的な表現がちょっときついのかなあ。
旧清水小学校の川俣正さんのところも寄りたかったのだけどタイムリミット。
次回は3,4日。十日町の北の方や津南にもまだ見たい作品があるし、でも来ていただくお客さんともお話したいし、あー、長いようで短い「大地の芸術祭」。