大地の芸術祭、見てある記。(その1)
7月30,31日のツアーをご報告しよう。


7月30日

今回のツアーに参加されるかたばみ会の先生方は、午前8時過ぎの新幹線にて越後湯沢に行き、そこからバスで妻有に入る。
作品メンテナンスのために、私は一足早く午前5時に家を出て、関越道にて新潟に向かう。途中の高崎あたりで猛烈な睡魔におそわれ、たまらず赤城PAにて休息。10分くらいのつもりが30分も寝てしまった。しかしその後はバッチリ冴えて、8時20分には十日町についた。
そのまま蓬平に入っても良かったのだが、旧真田小学校の近くに家を借りている、映像作家のヒグマ春夫さんのところに立ち寄る。起きぬけのヒグマさんからコーヒーをごちそうになり、何やかや話をしているうちに9時になってしまった。
大急ぎで蓬平に行くと、いけばなの家にはすでに十日町市役所松代支所の人が店番のために来ていた。通常はこへび隊が受け持つ仕事なのだが、今回は人数が少ないらしく、役場の方たちがたくさん応援に来てくださっている。

メンテナンスを終えるころにはぼちぼちお客さんが来はじめる。龍生派の吉村華洲さんと若手のかたが来てくださった。新潟で展覧会があるので、その途中に立ち寄ってくれたとのこと。わざわざ山の中までお越しいただき感謝。

ツアーの面々は旧真田小学校で田島征三さんの作品を見てからこちらに来る予定。田島征三さんの作品は今回の目玉の一つ。会期中にはぜひ寄りたいと思う。

さて一行到着、いけばなの家をじっくりと観賞した後、松代の農舞台に向かう。そこで昼食、そして午後のガイドをお願いした水野さんと落ち合うことになっている。
水野さんはアートフロントギャラリーの正社員だが、前回からいけばなを担当していただいている。前回まではこへび隊だったという、バリバリのたたき上げだ。

農舞台ではいくつかの展覧会のほかに、今回は数人の作家による動物作品が内外に展示されている。


恒久設置されている、イリヤ&エミリア・カバコフの作品「棚田」はあまりに有名。

これを見るポイントは能舞台の人に聞かないと分からないと思う。

昼食後は先ず、すぐそばの城山にある作品群を見て回る。
たくさん設置されているが、だいたい車窓から見学できる。数が多いのでそのうちのいくつかを。

パスカル・マルティン・タイユー「リバース・シティー」。

深川資料館通り商店街協同組合+Qrr ART 白濱万亀「かかしのこどもたち」。

國安考昌「棚守る龍神の塔」。

この作品は2000年に作られてものを2006年にリニューアルしたもの。

城山を一巡したあとは一路松の山に向かう。

次に立ち寄ったのは、これも今回の目玉の一つ、塩田千春「家の記憶」。


次は2006年に、もの。旧東川小学校を丸ごと作品にした世界的なアーチスト、クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン「最後の教室」。

この作品は見る人によって、とらえかた、感じ方が様々だと思う。
乾いた寂寥感が漂う作品。

松の山にもたくさんの作品があるのだが、先を急いで中里に向かう。

2000年に作られた作品、坂口寛敏「暖かいイメージのために―信濃川」(部分)。


そして小原流家元、小原宏貴「側溝沿いの無限大」。


30日の〆は前回にも何度か足を運んだ、行武治美「再構築」。



女性誌の表紙を飾ったこともある作品。これは何度見ても面白いしきれいだ。

というわけで初日は以上。続きはまた明日に。

by katabami03 | 2009-08-01 23:18 | 大地の芸術祭 | Trackback | Comments(8)
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Commented by choku at 2009-08-02 00:57 x
これはどれもすばらしいですね。どの作品も、雪国の神秘性をかんじさせますね。
Commented by 風うたい at 2009-08-02 11:34 x
行ってみたいなぁ、と。
Commented by katabami03 at 2009-08-03 00:40
>chokuさん
ぜひ体感していただきたいと思います。
今回を見逃すと次は3年後ですから。

>風うたいさん
落ち着かれたら是非。
妻有の旅はある意味、巡礼のような旅でもあります。
Commented by 風うたい at 2009-08-03 15:00 x
8月末に夫と伺うことにしました。
以前に、夫は棚田の本づくりでご一緒したカメラマンと訪れた場所だそうで:

Commented by 風うたい at 2009-08-03 15:11 x
追伸:りしさんのこの日記をガイドに:
Commented by katabami03 at 2009-08-03 22:59
>風うたいさん
やはり縁があったのですね。
・・この日記をガイドに・・・それは責任重大。
私はほんの一部しかご紹介できません。美術手帳の大地の芸術祭特集が丸ごとガイドブックになっています。
現地では見学者同士の交流が大きな情報源になります。
かならずや良い旅になることと思います。
Commented by リン at 2009-08-05 16:59 x
大地が 舞台なんですね~ ほんと すごい。
大地の 神様に 見守られての 作品展ですね。
迫力。ただただ 感動です。
Commented by risi@いけばな at 2009-08-05 21:15 x
>リンさん
そう、主役は大地、そしてそこに住む人々なのかなあ。
アーチストは見に来る人々と妻有の大地、人々とをつなぐ触媒に過ぎないのかもしれません。
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